関係詞の無料講座 第2回

前回の第一回目では、仮定法過去についての本質の1つを説明しました。
いろいろな方からもっといろいろな単元を説明してほしいという要望をいただきました。

そこで、この第2回目では、英語の関係詞をミニ講義したいと思います。

英語は、非常に論理的な言葉です。
このことは、どこかで聞いたことがあるかもしれません。
しかし、参考書をみると、「暗記しろ」めいた言葉が目につきすぎますね。

英語は、非常に論理的な言葉です。
だから、論理的に説明できるはずです。
つまり、どうしてそうなるのかが導けるはずです。

そこには、理解して導くという世界がなくてはならないのです。
しかし、現実は、途中の論理を飛ばして、 結論のみを示す手法が多くはびこっています。

だから、どこにも英語の論理性は感じられないのかもしれませんね。
私は、この矛盾を一気に解決する方法をここに1つ提示します。

たまたま私が、中3生の英語を夏期講習で受け持つことになり、
そのとき、関係代名詞の授業をしたことがあります。

50分×五日間(正味4時間)で、関係代名詞(主格、目的格、省略)を
終了したのですが、
生徒は、「関係代名詞ってなんだか一番簡単ですね。」って
何人もの生徒が言い出しました。

「不定詞の方がよっぽどむずかしいや・・・」と生徒が言います。
なんで? と私が聞き返すと、
「だってあれだけでしょ。理解するのは。」と生徒が言うのです。

9月に入って、他の講師の関係代名詞の授業がありました。
生徒の感想は、「他の講師の説明がさっぱりわからないので、
それは無視して、ドクターKのあの方法を使っています。」
という悲しい答えが返ってきました。

論理的でない方法だと、限界がある、というのです。
しかし、ドクターKのあの方法は、無限に使える。

私は、この関係代名詞を教えるときに、
「先行詞」という言葉は、 一切使いません。

この言葉は、関係代名詞の終了日になってやっと登場します。
生徒は、ふ?ん、だから先行詞って名前をつけたのか。わかった、となります。

英語の関係代名詞の仕組みは、論理的に緻密にできている

生徒は、英語の中で関係代名詞が一番得意です、
と言ってくれます。

これは私の授業を受けたあと必ずそうなります。
なぜでしょうか? 英語は、非常に論理的な言葉です。

だから、論理的に説明できるはずです。
つまり、どうしてそうなるのかが導けるはずです。
そこには、理解して導くという世界がなくてはならないのです。

私は、中学レベルでは、たった1つの本質を使って、
関係代名詞を導く原理を教えています。
それだけです。

ここで皆さんに、質問があります。 「関係代名詞って何ですか?」
まず、これです。
どうですか?
皆さんは、どうお考えですか。

私は、下記のように説明しています。

「関係代名詞というのは、はじめに2つの文があって、
その2つの文に共通に<関係>した意味をもつ第1文の名詞と、
第2文の代名詞のうち、第2文の<代名>詞の方を
接続詞に変化させて、2つの文を接続させる<詞(ことば)>である。」

上記の文の< >の中だけ読めば、
関係代名詞になっている!
詳しく言うと、関係代名詞は、
本来は、 共通関係名詞代名詞接続法と
書いたほうがいいくらいです。

こんなこと普通、怖くて書けないと思いますが、 私は平気です。
世間で言われている既成概念がときおり、
学習の邪魔することは、
さんざん経験しています。

1つだけ例をあげてみましょうか。
例文 I know a girl. She plays tennis.を関係詞でつなげてみよう。
まず、はじめに2つの文があって、
その2つの文に共通に<関係>した意味をもつ 第1文の名詞(a girl)と、
第2文の代名詞(She)があり、
この2つを隣同士に並べて、
2つも同じ意味をもつ単語はいらないから、
第2文の<代名>詞(She)の方を 接続詞(who)に変化させて、
2つの文を接続させると、

I know a girl.  She plays tennis.

I know a girl she plays tennis.

I know a girl who plays tennis.

私は、テニスをする少女を知っている。

たった、これだけである。

これだけしか使わないのです。

しかもこれだけで、
関係代名詞、
前置詞+関係代名詞、
擬似関係代名詞、 関係形容詞、
関係副詞、
複合関係代名詞、
複合関係形容詞、
複合関係副詞
がすべて解決してしまいます。

関係詞は、英文法の中でも、
最もうまくできている論理構造を持っていると思います。

皆さんは、どう思われますか。
勉強ってわかってくると、集中力まで高まってくるのです。
いいことづくめなのです。

さらに私の授業では安易な暗記と公式の使用は
認めていません。

ってことは、暗記しなくていいんです!
んなバカな!
いいえ、本当です。

その代わり、頭は多少使います。
でも安心してください。
のみこみの悪い私ができるようになったのです。

ですから大丈夫!
勉強が自分の思い通りに進んでいく。

快感です!
もっと詳しく知りたい方は、
偏差値アップ実践会のホームページを
ぜひ訪問してみてください。

本質とは、すべての現象を矛盾なく説明できるもの、
つまり根源的で、真理を含んでいるのです。

本質とは、点数をドンドン上げることのできる打出の小槌(こづち)なのです。
皆さん、まず上の論理をしっかりと理解して下さい。
これがはじめの一歩です。

はじめの・・・ 問題を解くのはまだ早いかもね。
こういうことを最初に考えることって、すごく大事なのです。
なぜなら、あとの学習がすごくラクになるからです。

プリントアウトして、しっかりとノートに書いて考えてみてください。
頭に汗をかいて考えましょう。

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暗記からの脱却は、第一志望校合格への絶対条件です。ただ一生懸命やっただけでは、第一志望校には、合格できません。入試はそんなに甘くはありません。


しかし、単元の本質を理解した上で、死にもの狂いでやった受験生が第一志望校に合格できるのです。単元の本質を理解してしまえば、最大のライバルは、あなた自身です。そう! 自分と向き合って必死になって勉強するのみです。こういった努力の方向が第一志望校合格の条件となります。

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