本質を理解すれば、どんな問題でも対処できます。 理由は、物事の原因となる最初の出発点だからです。

本質を理解すれば、一見違う問題でも統一的に解決出来るのです。

覚えていますか? 下記の質問。

「勉強の仕方がわかりません。
どうやったら成績があがるでしょうか?
どうしても希望校に合格したいんです」

の1つの明快な答えは

「脳」の記憶のしくみや働きに従って勉強をすることなのです。

脳は「理解できない無意味なもの」は「忘れるようにできている」のです。
つまり脳はムダな働きはしないのです。

「脳」の記憶のしくみや働きを理解することが
上手な勉強方法を実践するために必要な条件なのです。

「脳」の記憶の働きを理解することが
勉強方法の基本的な考え方なのです。

ということは、先ほどの 「ドリル形式の練習問題の法則」が
本物の学力を上げるのには、ふさわしくないという真実について、
これは「脳」の記憶の効果的な働きを無視した下手な勉強方法なのです。

このことを言葉で立証・説明するのに、かなりの年月を要しました。

しかし、勉強の仕方の話は暗記だけではありません。
勉強の仕方について暗記よりも
もっと重要な事をお話しなくてはなりません。

それは何だかわかりますか。
暗記だけでは、第一志望校に合格できません。
暗記以外に、 「考える力」をつけることが重要だからです。

  基本問題は解けるけど標準問題が解けないことが よくありますか?
「よくある」とお答えになった方、残念ながら現在の勉強方法を
もう一度見なおす必要があります。

「いつか成果がでるだろう」なんてのんきに構えてはいけません。

ここをかなりの問題数をこなして乗りきろうとすると
失敗する人が続出するのです。
なぜかわかりますか?
問題を解くのはあなたではないのです。
わかりますよね。

問題を解くのはあなたの「脳」なのです。 ここで、脳のしくみや働きについて重要な事を再び述べます。

脳は「理解できない無意味なもの」は「忘れるようにできている」のです。 つまり脳はムダな働きはしないのです。

あなたが理解するということは、
あなたの脳が理解したと判断しなければ
あなたが理解したことにならないのです。

それでは、 あなたの脳が「物事を理解した状態」だと
判断する基準は一体何でしょうか?
  あなたの「脳」がどのくらいのレベルで
「物事を理解した」のかを判定する方法をお教えします。

「理解」というものは、あなたが受けた「説明」に対して、
「納得」した瞬間に その「納得」に準じた「理解」が得られます。
「納得」に準じた「理解」とはどういうことなのか。
具体例を出しますから体験してみましょう。

例えば英語の現在完了形についての本質的でない無意味な勉強をしてみましょうか。

第1段階の説明のレベル。

普通の説明の方法ですと、
「現在完了形」というのは、 have+過去分詞の形をとり
過去と現在をつなげて、現在こうなっているんだというような
説明を受けていられると思います。
ここで この第1段階の説明に対して、あなたが「納得」すれば
それに準じた「理解」 が得られるわけです。

第2段階の納得のレベル。

「現在完了形」の用法は、 完了 結果 継続 経験と4つあります。
完了の用法は、haveの後ろに、just がつくことが多い。
結果の用法は、話し手の関心が現在の状態に重点が置かれる場合に多い。
継続の用法は、文の後ろの方に、for とか since がつくことが多い。
経験の用法は、文の後ろに、onceとかの回数を表す語句がくる事が多い。
ここで この第2段階の説明に対して、あなたが「納得」すれば それに準じた「理解」 が得られるわけです。

第3段階の納得のレベル。

実際の例文を取り上げて説明。
・・・・・・・
・・・・・・・
・・・・・・・
・・・・・・・例文は省略。
ここで この第3段階の説明に対して、あなたが「納得」すれば それに準じた「理解」 が得られるわけです。

さて、あなたは、上記の説明が納得できましたか?

私には、まったく納得できませんね。


理由は、現在完了形と言っているのにもかかわらず、
継続の用法があるなんて!

これでは、説明がまったく矛盾しています。
完了と継続のつながりがピンときません。
だから理解が出来ない。


ここを少しでも納得したい。
だから、納得するために、
がんばってかなりの問題数をこなして乗りきろうとする。

そうすると、いろいろなパターンが出てくる。
しかし、しだいに、やればやるだけなんとなく丸暗記になってくる。

当人は納得したようなしないようあいまいさが残るので 結局は、脳はまったく理解していないということになるのです。

従って勉強時間が足りないと騒ぎだすのですね。
それでは、上記の現在完了形の学習方法の何がいけなかったのか? 
時間をかけても成果につながらない根本的な原因は
「最初に受けた現在完了の説明」にあったのです。


納得しないものは、理解できないから、 脳からその情報が切捨てられる。

納得しないものは、理解できないから、 脳からその情報が捨てられる。
これは、脳の働きに逆らった最悪の勉強方法なのです。

上記の現在完了の説明を聞いて、
「だから、勉強なんか嫌いだ」と思われた方は、
きわめて正常な脳の持ち主です。
ご安心下さい。

現在完了形がわからなくなる理由は、最初に受けた説明が
納得できず、従って理解に到達できないことが
原因となってしまっていることが非常に多いのです。
こういう所に気づくのは非常に大切なことなのです。

じゃあどんな具合に説明を受ければいいんだよ、って
お叱りの言葉をいただきそうですね。

例えば英語の現在完了形についての本質を勉強してみましょうか。
ここで私があなたに現在完了形を一気に理解させてみせましょう。

この下から本格的な講義が始まります。
ちょっと一息入れてからお読みください。

現在完了形は、これから述べる下記のように説明されれば
脳のしくみや働きによって完全に理解されます。

覚えていますか?
「理解」というものは、あなたが受けた「説明」に対して、
あなたが「納得」した瞬間に
その「納得」に準じた「理解」があなたの脳に得られるということを。

「納得」に準じた「理解」とはどういうことなのか。
具体例を出しますから体験してみましょう。

私が、英語の現在完了形についての説明をあなたにします。
まずは、現在完了形のホームページ講義の始まりです。

「現在完了形」というのは、
英語では、Present Perfect という文法用語を
日本語に訳したものなのです。


だから本来は、「完璧な現在」という意味なのです。
ということは、「現在完了形」はよりは、
本来の「完璧な現在」から考えると
むしろ「現在状況形」という用語が適訳なのです。

「現在状況形」つまり、
現在の状況はどうなっているのかに対して、
もうすでに終わっている・・・・・・・・完了
まだ続いている・・・・・・・・・・・・継続
こういう事態になった・・・・・・・・・結果
過去からふりかえってみると
現在までそういうことがあった・・・・・経験
これで現在の状況が完璧に表現(Present Perfect)されているのです。

そうすると「現在状況形」の用法は、
つまり、現在の状況を語るには、
完了
継続
結果
経験と4つで十分だということになります。

つまり、これだけあれば「現在の状況」は 完璧に説明し尽くせるということです。

英語では、Present Perfect という文法用語、
つまり、「現在完了形」というのは、
本来は、「現在状況形」とでも言ったほうが良いくらいです。

さらに、「現在状況形」とでも言ったほうがよいと考える理由は、もうひとつあります。

それは、「現在状況形」ではなく、
「現在完了形」としてしまうと、
「現在完了形」には、 4つの用法があり、
完了用法と
継続用法と・・・・
あれっ、ここでおかしいと思いませんか?
「現在完了形」という言葉から、
完了用法というのは、納得できます。

しかし、 継続用法ってなんなの? ってなりませんか。
だって完了と継続は、意味が正反対なのですよ。
納得できないでしょ。おかしいでしょ!

こういった完了と継続という言葉は、
意味が正反対なので矛盾している原因を生み出しており、
結局、最初の第2段階の説明では
納得できない説明になってしまっているのですね。

だから最初の第2段階の説明では理解できるわけがないのです。

この矛盾を解決するのが本質的な勉強でもあるわけです。

改めて繰り返しますが、
「現在完了形」というのは、
英語では、Present Perfect という文法用語を
日本語に訳したものであり、
本来は、「完璧な現在」という意味なのです。

つまり、「現在完了形」は、、 本来の意味である「完璧な現在」から考えると むしろ「現在状況形」という用語が適訳なのです。

そしてこの「現在状況形」のなかに
継続用法があるんだと説明されれば、
すっきりと理解できるのです。


さらにもうひとつ、「現在完了形」というのは、 なぜhave+過去分詞の形をとるのか。

これも大事な問題です。

haveは、本来は「所有」という意味をもっていて、 例えば、「家を所有している(持っている)」に使われていたのです。

家は時間的に、すぐには持てるものではないから、
過去のいつごろ購入したのか、その時から家を所有し始めたはずです。
そして現在、所有するに至っているということなのです。

つまり have という単語自身が「所有」を通して、
もうすでに過去から現在に関係がある言葉なのです。

そしてhave はさらに、ものを所有するだけでなく 状態をも所有できる言葉に進化したのです。
状態を表す言葉、それが過去分詞なのです。

そう考えると have+過去分詞 は
例えば have finished (現在、終えた状態を所有している)  →終えている、
となるわけです。(完了)

have lived (現在、住んでいる状態を持っている。)→住んでいる、
となるわけです。(継続) となり、

やはり、「現在状況形」という用語にすると
すんなり理解できるというものです。

本当は、まだこの「現在完了形」の成り立ちには、
もうひとつ別の解釈があるのですが
それはまた偏差値アップ実践会のメールセミナーにてお話しましょう。

また、偏差値アップ実践会のメールセミナーにて、
現在完了形の訳し方の本質も
さらに深く説明していきます。

そうすればあなたは、さらに深く納得できます。
そしてそれが深い理解につながります。

どうでしたか?
これが私のいう根本からの理解のさせ方、
本質を理解してもらう方法なのです。

こういうことまで理解することが、
現在完了形の「本質を理解した」となるわけです。

ここまで理解できれば「現在完了形」の意味や内容がわかるので
問題がすべて解ける準備が整ったのです。

■そうしてから、 下記の文を読むと
批判しながらも納得出来るはずです。

第1段階の説明のレベル。
普通の説明の方法。
「現在完了形」というのは、 have+過去分詞の形をとり
過去と現在をつなげて、現在こうなっているんだというような
説明。

第2段階の納得のレベル。
「現在完了形」の用法は、 完了 結果 継続 経験と4つあります。
完了の用法は、haveの後ろに、just がつくことが多い。
結果の用法は、話し手の関心が現在の状態に重点が置かれる場合に多い。
継続の用法は、文の後ろの方に、for とか since がつくことが多い。
経験の用法は、文の後ろに、onceとかの回数を表す語句がくる事が多い。
  第3段階の納得のレベル。
実際の例文を取り上げて説明。
・・・・・・・
・・・・・・・
・・・・・・・
・・・・・・・例文は省略。
のような説明が初めて理解できるようになるのです。

こういう勉強の仕方は、どの教科でも、どの単元でも同じことが言えます。

最初に説明を受けたとき、その説明があなたにどれだけの
納得を与えることができたか?

また、どれだけしっかりとした根拠を与えることができたか?

最初にあなたが受ける説明がいかに重要かが
よくわかると思います。

話は、これだけではありません。
もっと重大な局面にこれから入ります。
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