電気分解の本質DVD

電気分解の本質

電気分解とは、自然に起きる酸化還元反応とは違って、
物質から強制的に電子を引き抜いて
無理やり酸化還元反応を起こさせてしまうという
強引なことをしています。

そこで問題になるのは、
じゃあ、いったいどこから電子が引き抜かれるのかということです。

しかもこの電子の引き抜かれ方にも順番というものがあります。

おそらく一番、みんなが疑問に思っている電気分解は、
水酸化ナトリウム水溶液ではないかと推測します。

水酸化ナトリウム水溶液を電気分解すると、
陽極と陰極からそれぞれどんな気体が発生しますか?
という問題は中学校でも勉強しているはずです。

ところがこの問題に明確に解説しているもの、
私にとって納得のいく解説が書いてある参考書が見当たりません。

たぶん一般的には、
水酸化ナトリウムは、ナトリウムイオンと捨て水酸化物イオンに分かれているが、
電流を流しやすくするためであり、
陽極からは、酸素が発生し、
陰極からは水素が発生する、
というまったく脈絡のない、ごまかされた解説がされています。

(上記の解説は、程度の差はあるにしても、おそらくこれは覚えて丸暗記せよと言っているようなものですが) 

このような学習をしたところで、これは将来なんの役にも立ちません。

そりゃあ、教えているほうは、何回も言うからいい加減に暗記してしまうだろうけど
初学者は、混乱するだけですね。

ここで化学嫌いが生まれてしまうのです。

気の利いた参考書になると、
ヒントになるような化学反応式が書いてある解説もあります。

しかし、これでも根本的に理屈がわかりません。

どうしてそうなるの?という疑問の答えが返されない状態のまま、
いつか忘れ去られ、
試験のときのみしか役に立たない、
いわゆる「ポイント」という使えない知識に所属している記憶を総動員し始めるわけです。

そして、水酸化ナトリウムは、ナトリウムイオンと捨て水酸化物イオンに分かれているが、
電流を流しやすくするためであり、
陽極からは、酸素が発生し、陰極からは水素が発生する。という支離滅裂の内容の文言とは、
試験が終われば、おさらばできるわけです。

これでは、化学に強くなれるはずがありません。


化学第16巻 電気分解の本質

この本質DVDでは、簡単な電子式を使って、
水酸化ナトリウム水溶液の電気分解は、イオン化傾向を持ち出して、説明して、
陽極からは、酸素が発生し、陰極からは水素が発生する。という問題を根本から解説しています。

今のところ、電子式(非常に簡単なことてす)を使って、
解説している参考書は、他には、見つかっていません。
見つけたら教えて欲しいくらいです。

最初に戻りますが、
電気分解とは、自然に起きる酸化還元反応とは違って、
物質から強制的に電子を引き抜いて無理やり酸化還元反応を起こさせてしまうという
強引なことをしています、と書きました。

電子が引き抜かれるということは、
電子式を書かなければ、根本的に解決できない問題なのです。

電子が引き抜かれる状態を化学式で電子eを書いて説明しても、
どこの電子から出たものかが鮮明に区別できず、意味がわからないのです。

だからみんな一生懸命化学式を覚えて、
無理やり点を取ろうとするところに問題があるのです。
応用が利かなくなってしまい苦手になるのは当たり前です。

ところで、あなたは、電子式というと難しいイメージをお持ちですか?
電子式って便利でとても簡単ですよ。

だって ・ (ドットもしくは点)が描ければいいんいですよ。
ただの点(・)ですよ。これが電子なんですよ。

あと一歩前に進んでみませんか?
絶対に思考の幅が広く深くなります。
たのしいですよ。(ほんとかよ(笑))


第16巻 電気分解の本質 DVDの内容

  • 電気分解の意味
  • 電気分解槽の各極で起こる反応を決める8つの手順
  • 電極板が陽極Pt 白金、陰極 Pt白金のもと、 電解液が希硫酸の場合で電気分解をしたときの陽極、陰極で発生する物質の解説(電子式を使っています)
  • 電極板が陽極 C炭素 、陰極 Fe鉄 のもと、 電解液が塩化ナトリウム水溶液の場合で電気分解をしたときの陽極、陰極で発生する物質の解説(電子式を使っています)
  • 電極板が陽極 C炭素、陰極 C炭素のもと、 電解液が希硫酸の場合で電気分解をしたときの 陽極、陰極で発生する物質の解説(電子式を使っています)
  • 電極板が陽極 Cu銅、陰極 Cu銅のもと、 電解液が希硫酸銅の場合で電気分解をしたときの陽極、陰極で発生する物質の解説(電子式を使っています)
  • 電極板が陽極Pt 白金、陰極 Pt白金のもと、 電解液が硝酸銀水溶液の場合で電気分解をしたときの陽極、陰極で発生する物質の解説(電子式を使っています)
  • 電極板が陽極Pt 白金、陰極 Pt白金のもと、 電解液が水酸化ナトリウム水溶液の場合で電気分解をしたときの陽極、陰極で発生する物質の解説(電子式を使っています)
  • 電解液が水溶液ではない場合の電気分解として、 電極板が陽極 C炭素、陰極 C炭素のもと、 電解槽に酸化アルミニウム(アルミナ)(粉末)を入れて、電気分解をしたときの陽極、陰極で発生する物質の解説(電子式を使っています)
  • 電解液が水溶液ではない場合の電気分解として、 電極板が陽極 C炭素、陰極 Fe 鉄のもと、 電解槽に塩化ナトリウム(固体)を入れて、電気分解をしたときの陽極、陰極で発生する物質の解説(電子式を使っています)
  • 大学入試問題・・・3つの槽があり、各層にそれぞれ 希硫酸、硫酸銅水溶液、硫酸ナトリウム水溶液が入っており、 順番に酸化鉛、鉛の極板を希硫酸中に入れ、 2枚の銅板を極板として、硫酸銅水溶液に入れ、 白金、炭素の極板を硫酸ナトリウム水溶液に入れて、 順番に直列につなぎ、スイッチを入れた。
  • 問1、6つの各極で起こっている化学反応式を書け。
  • 問2、2枚の銅板を極板として、硫酸銅水溶液に入れた極板の一方の銅板に銅が付着して、0.3175グラム析出した。鉛の極板の重量の増減を求めよ。
  • 問3、白金、炭素の極板を硫酸ナトリウム水溶液に入れている槽の白金から発生する気体の化学式と発生する体積を標準状態の下で求めよ。
  • 問4、問2で、今度は、銅が析出していない銅極板のほうを白金極板に変えたとき、白金の極板で起こる化学反応式を求めよ。またpHは、増減するか減少するかも答えよ。
  • 問5、酸化鉛の極板で起こる化学反応式を書け。

電子式は、大学の初等教育までは、十分に通用する理論です。
これをきっかけに、莫大な暗記を避けることができます。

それよりもむしろ、電子式を使うといろいろな物質ができて、
出来上がった物質は、なんていう名前の物質なのかということに悩むかもしれません。
そのくらい自分で物質が作れるのです。

この電気分解の本質DVD (2時間) を見終わったあと
参考書や問題集を見て、問題を解いてみてください。
あーあのことね。ってなるでしょう。

もちろんビデオで使用した実物原稿のコピー付きです。

奥深い世界の仕組みや原理が意外とシンプルであるという偶然さに驚かれるかもしれません。

自然の奥深さを解説することによって、その分野の苦手意識がなくなり、
ちょっとした感動から自然に電気分解が面白くなってくることに気づくでしょう。

また、未知の入試問題を見てもアレルギー反応がなくなること間違いなしです。
むしろ解析できるかもしれません。

仮に解析できなくても、その完成された化学反応式を見れば、
実に合理的にうまくできているなあという感動が得られます。

その感動が次の行動、つまり、
もっと勉強して知りたいという好奇心につながってくるのです。

これだけ理解できれば、あなたは本質まで理解できたことになり、
時間が経つごとに、入試問題がやさしく感じられるでしょう。


また、電気分解の本質DVD授業を見たあとの勉強方法は下記のとおりです。

あなたが見た本質DVD授業に該当する単元のところで
あなたの手元にある参考書を開いて読んでください。

参考書は何でもかまいません。

その参考書に書いてあることが
一通り理解でき、また行間も読めるようになっているはずです。

というか、普通の参考書は、なんでこう論理の飛躍があるのだろうという感想を
お持ちになるかもしれません。

続いて、あなたのお手元にある問題集を開いて
問題を解いてみてください。

今までつまづいていたも問題のところが乗り越えられることに気がつくでしょう。

そうです。
あなたのレベルが上がったのです。

これが本当の実力のつく勉強の感覚なのです。
実力がつくときは、自分でそのことに気づき感動します。

退屈な実力のつかない勉強をやっていて、実力などつくわけがありませんし、
実力がいつか自然と上がるのを待っている勉強などありえません。

退屈な勉強で、あるいは、不安を持ちながら、勉強し続けて、
朝起きたら実力がついていたなんてありえません。(笑)
目を覚ましましょう。

初見で解けた問題は無視してください。
初見で解けた問題は 二度と復習する必要はありません。

できない問題は、15分ぐらい粘って本質DVD授業の内容を
思い出しながら考えてください。

すぐに問題が解けなくても、解答できなくもかまいません。
できなかった問題は、その問題集の解説をみて読んでください。

本質DVD授業の内容を思い出すことで
お手元の問題集の解説が理解できると思います。

そして、ここからが重要です。
上記の方法でどんどん勉強を進めてください。
あなたはここで暗記には頼っていては問題は、解けないことを実感するでしょう。

今まで基本レベルや標準 レベルの途中までしか解けなかった内容のものが
自分の言葉で解説できるくらいまでにものになっていることがわかります。

さらに応用問題のレベルに進んでも立ち止まることなく、進んでください。
本質DVD授業の理解の深さは、応用問題に対する 対応力も万全なのです。
あなたには、応用問題レベルに対しても、対応力がついていることがわかります。

その理由は、応用問題のレベルに近づけば近づくほど、
本質までの理解が求められているからです。

電気分解の本質 のDVD&ビデオ学習で何を伝えたいですか?
レベルは、大学レベルまで立ち入って解説しています。 難しいということではなく、レベルの高い理解、つまり有益な理解、本質を理解するのには、ここまでやらなければなりません。
これがわかれば、電気分解の単元は卒業です。

電気分解の本質 のDVD&ビデオ学習を見たあとは、どうなりますか?

「電気分解って実にうまくできているなあ。誰だこれを考えた人は?」って感じになります。

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