たった一冊の地理の本が私の運命を変えた
ある日、たった一冊の本が私の運命を変えるほどの
衝撃をもたらしました。
どうしようか悩みながら試行錯誤の上に、
たどり着いた一冊の本が
私の運命を変えるほどの衝撃をもたらしました。
こんなどん底の私の状態を
一気に頂点へと導いてくれた本を見つけたのです。
この本のとりこになるまで2日間かかりませんでした。
その本の前書きには、こう書いてありました。
「地理の本質」とは、単に地名とか用語を正しく覚える、
ということだけではなく、
それらの事項に関する論理的な裏付けをもっている、
あるいは、相互の有機的関連性などを伴った形で、
知識が頭に入っている、という内容を含んでいます。
私の講義の特徴を要約すると、
(1)結果・うわべだけをなぞる解説ではなく、
本質をついた理解を目標としている。
(2)一つの語句や地名を扱う場合も独立したものとしてではなく、
関連事項も幅広く取り上げ、
総合的・体系的な把握を促している。
(3)国公立・私立、センター試験など、どんな試験であれ、
すべてに役立つ考え方を伝えようとしている。
といったところでしょうか。
皆さんは、この本を読むことによって、
ひとことで言えば、
「地理」という科目が断然好きになり、
地理的洞察力が身につき、
結果として得点力が上がる。ということです。
そして、講義を始めるにあたってというページのところには、
こう書いてありました。
もし、皆さんが、入試だけのための付け焼刃的な
勉強をするつもりでなく、
将来にわたって役立つ勉強をしたいのなら
その期待を裏切ることはないことを約束します。
それじゃあ差し迫った受験には
役に立たないのでは、と思っている
受験生のためにひとこと言っておきましょう。
本質的な学習をすることは、合格に必要な勉強方法です
本質的な学習をすることは、
表面的な知識を断片的に覚えるよりも
ずっと短時間に、
濃い密度で、受験に必要な知識や考え方も
身につくんだってことです。
2?3ヶ月もすればいま半信半疑の諸君もこのことが
しだいにわかってくるだろうと思います。
私が出会った本には、以上のことが書いてありました。
当初、私には、上記の意味がぼやーっとしかわかりませんでしたが、
このことは、勉強についてなにか非常に重大な事を述べているという
予感がありました。
そしてその地理の本を読みつづけていくと・・・・
なんと「地理」という科目は、
自然科学の分野の
地学と非常に密接な関係があることがわかってきたのです。
そうか!
地理って自然科学の分野なんだ。
自分は、理科系ではないか!
自然がもたらす、さまざまな気象条件や
過去に起きた大地の変化が原因で
その土地の環境が決まり、
産物やくらしが推定できるんだ。
と直感したのです。
そしてこれらの変化をもたらす、
地球表面の大気の流れや、
大地の変動の根源となっている
太陽からのエネルギーや地球の自転、
地球内部の熱エネルギーを理解していれば、
地理の本質的問題は解決するんだという確信を得ました。
私はこれに気づいてからは、
地理ってこんなに奥が深いのかあ、
って感動しました。
理科系で良かったとつくづく思いました。
あんなにきらいな教科が、本物と出会うことによって
一瞬で、一番好きになってしまったのです。
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