間違った勉強法とは、理解が浅いまま問題集を解いてしまうことから始まり、理解が伴わない状態に陥る勉強法。学力低下症候群を引き起こします。
間違った勉強法とは、
時間をかけている割には、実力がつかない、身につかないという状況のほかに、
素直に、あなたの頭の中で何も変化が起きていない状態を示します。
あなたは、「自分自身で正統な勉強方法をしている」と確信をもってYesと言えますか?
もし答えがNoなら、間違った勉強方法の実例を挙げていきますので、
参考にして、間違った勉強法に当てはまってしまっている項目を修正すればよいのです。
間違った勉強は、自分を苦しめ、あなたを不安にさせる
高校生の田中さんが深刻な様子で、私に質問してきた。
どうやったら成績があがるでしょうか?
どうしても希望校に合格したいんです」
こんな質問をよく受けます。
これに対して私は以下のように答えます。
これは、田中さんの頭の中に、くすぶっていた
「不安」や「あせり」または「苦手意識」が表面化してきたサインなのです。
これを放置しておくと日ごとに、勉強のやる気が失なわれていく「悪魔のサイン」なのです。
そして、最初の頃の士気はもはやなくなり、
違った方面に気を取られてしまい勉強が次第に進まなくなります。
まじめな田中さんは、計画通りマメにこなすタイブ。
しかしそのノートや、勉強のやり方をよく見てみると、
結論とかポイントのオンパレードだ。
勉強のやり方を変えてみましょうとアドバイスしました。
では、どういうやり方に変えるのか?
勉強方法をどういうやり方に変えるのか?
こういうときに、いくら問題集をやっても実力はつきません。なぜなら、すでに田中さんの実力は、限界に来ているからです。
厳密にいうと、田中さんの理解の到達度が、レベルの高い問題に到達していないということなのです。
できない問題がますます増えるばかりで
自信喪失につながります。
こういうときの即効性の特効薬はありませんが 、
時間をかけて下記のことを実行すれば確実に自信を取り戻して、
以前の田中さんの偏差値より、偏差値がアップすることは間違いありません。
まず偏差値が上がらない根本的な原因を述べましょう。
模擬試験や入試問題が解けない原因と言い換えてもかまいません。
問題が解けない原因は、
自分が理解している範囲でしか考えることができないからです。
それと、問題が解けたとか解けないかは、
自分が以前、似たような問題をやったことがあるという経験値から
問題を解いており、その経験値から外れた未知の問題には
まったく手が出ないことが原因で問題が解けないのです。
だからできる問題はできる、
できない問題は、手が出ないということになってしまうのです。
これを解決するには、田中さんの現段階で理解している事柄を
さらに発展させるために、根本的な原理や本質からやり直すことを
田中さんに指示しました。
これは、簡単にはいきません。
しかし、これしか方法はありません。
楽な勉強はありませんが、
奥深いことが理解されてくると、
好奇心が芽生えてくるため、
勉強がおもしろくなってくるのです。
田中さんには、いくつか単元の本質に関する質問をしたところ
やはり、暗記している部分が多く、田中さん自身の頭の中では、
本当の原理などが理解されていないことがすぐにわかりました。
つまり、理解があとからついてきていなかったのです。
本質を理解すると、今までの自分の理解のレベルが高くなり、 それだけ、難易度の高い問題にも対処できるようになります。
しかし、多くの受験生は、ここを問題集をたくさん解いて、難易度の高い問題に対応しようと考えます。
その結果、理解が到達せず、結局、あいまいな部分は、暗記という形を取ってしまうのです。
あいまいな部分は、実は、本人にとっては、最重要事項なのです。
ここをはっきりさせない限り、何をやってもあいまいな理解のままの状態であり、実力の進歩はないのです。
「英語って、わかると楽しい!」 って喜んでいました。
偏差値65に達し、第一志望校に合格。
さらに進学してからもトップクラスの成績を保持。
周りの生徒をおどろかせた理解の仕方や
学習方法を公開しますが・・・・・
あなたが第一志望校に合格したい ! ・・・ と
真剣に考えているのならば
確実に偏差値が上がる理解の仕方と
その学習方法を今、ここで解き明かします。
心の準備はいいですか。