英文法という理屈が本当にわかってくると、英語の長文が分析できるようになる

英文法という理屈が本当にわかってくると、
英語の長文が分析できるようになります。

さらに、英文法の理屈を土台として、
今度は、英語長文の論理展開に目が行き始めました。

つまり、文章論理の展開方法から英語の長文を攻略する方法を考えはじめたのです。

なぜかというと、
英語の入試問題では、きちっと論理関係が完成されている文章でないと、
正解が作れる設問自体が作れないからです。

いいかえると、
外国人は、理論的に文章を書くのが当たり前の風潮になっているのです。

これを前提として、

私が身につけた英語の長文の読み方の論理的な攻略方法は下記のとおりです。

設問を先に見ておく。何を問われるのかわからないまま英文は読まない。
どの箇所の英文で、どのような内容を問われるのかを確認して目的を持って読む。
正解率を上げるための必須戦略です。

複雑な文にであったら、文型を見抜く。第5文型なのか、もしくは
当てはまらない場合は、省略している語句の部分があるはず。

具体例を挙げている段落は、重要ではない。
譲歩を表現している段落も飛ばす。
逆接の段落がきたら細心の注意を払って前後関係を読む。

言い換えの段落を探す。
理由を述べている文段落は、大切です。
結論を述べている段落は、テーマの中心点であり、重要。

比較を述べている段落は、要約問題の解答にとって重要。
長文の空欄補充は、文法面からと前後の論理関係から決める。
対立する文章を発見し、それぞれの展開と結末を見届ける。(ものすごく重要)

こうやって論理的に解くことに非常に英語長文の問題が解きやすくなってきました。
何よりも自信を持って正解の選択肢を選べるのです。

不思議なことに、未知の単語に対する恐怖や焦りも消えつつありました。
理由は、論理的に読むことができつつあったので、
未知の単語も、他の段落に書かれてる文の言い換えや、
反意語ではないかと推測できる力がついてきたのです。

英単語はこつこつと覚えていくほうが長続きしてよいということです。

なぜ、英単語はこつこつと覚えていくほうがよいかというと、
英語長文問題で、内容の真偽を問う、いわゆる内容一致選択問題があります。
もし、その選択肢に書かれている英文中の単語がわからなかったら、お手上げだからです。

選択肢の英文は、短文なので、言い換えを探すことはできません。
だから、単語は、いざというときに役に立たせるために、
こつこつと覚えるのが一番だということです。

こうやって少しずつ、英語が見えてくるようになると、
英語が好きになってくるのです。
理論的にわかってくるのです。

さらに重要なことを付け加えます。

英語の力がつき始めると、英語の辞書の引き方が上達してきます。

なぜかというと、書かれている英文中で一番大事なのは、
動詞であり、たとえば、takeが英文中で、
その動詞が自動詞なのか他動詞なのかどっちの働きをしているかという
判断をまず最初にします。

理由は、英語は、動詞が文型を決める決定権を持っているからです。

仮にtakeが、その英文中で不完全他動詞だと判断した場合、
英語の辞書の中で、take→vt(他動詞)→不完全他動詞の項目を追っていきます。

そして、不完全他動詞の場合、
どういう意味で使われているのか、というところに追い詰めて解決するわけです。

英語の5つの文型が完全に理解できてない人は、英語に関しては、とても致命的です。何をやっても努力が空回りします。

書かれている英文中の文型がわからずに動詞の意味がわかるわけがありません。
たとえば、takeでも、自動詞なのか他動詞なのかで、意味が全然違うのです。

ここが中学校の英語と違うところなのです。
ここに気づきだすと、あなたの英語力は、格段の進歩を遂げます。

もしあなたが、英文中に意味を調べたい動詞があって、
その動詞の意味を辞書の先頭から見ているようでは、実力不足なのです。

そして、今思い出すと、

英語が苦手な時期では、
英文法と英語長文問題がばらばらに勉強してして、
この両者は、それぞれ、別々の分野の勉強だと思っていたのです。
英語が苦手な学生に質問してみると、見事にこれが当てはまっていました。

しかし、英語が好きになってきて、改めて考えると、
英文法と英語長文問題は、両輪でなくてはならず、
お互いに機能を活かしながら相互関係を活かしていくものだと
実感したのです。
英語が、理論的にわかってくるのです。

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