英語の長文読解の正解率を上げる7つの鍵② 無料講座 第8回
長文読解の正解率を上げる3つ目の鍵
ここでは、長文読解の正解率を上げる3つ目の鍵として、
空所補充問題や下線部の具体的な内容を問う問題についての
解法について述べましょう。
空所補充は、前後の内容をしっかりと理解すれば
解けるって信じていますか?
下線部の具体的な内容を問う問題も
前後の本文の内容を吟味して理解すれば 解けるって信じていますか。
まあ少なくとも高校入試程度ならこれでいいかもねって
思いますか。
私、こういった一般論は大嫌いです。
なぜなら得点アップの根拠も何も示していないからです。
第一、この程度なら中学生でも知っている知識だもんね。
長文読解ばかりやっているとある程度答えがどこにあるのか
すばやく見つけられますよ。
今回はその方法を教えますね。
この方法は大学入試でも、高校入試でも通用する方法です。
まずは、300題近く長文読解を解いた私の経験から・・・
空所補充問題や下線部の具体的な内容を問う問題は、
その文を含む前後五行以内を 徹底的に調べること。
これで問題の半分は解ける。
問題なのは、前後五行以内に見つからなかったらどうするかですね。
これも簡単。
空所補充問題や下線部の具体的な内容を問う問題で
その文を含む前後五行以内に答えがなかったら
その文も含めて前後五行以内に指示語(it)があるかないかをチェックするのです。
もしあったら、その指示語(it)が示す内容までさかのぼるのです。
これまた簡単。
まだ答えが出てくる段階ではないから、
もっと先を読んでいく。
こんな形で正解にたどりつくんだ。
だから文をしっかり読んで理解するっていうアドバイスが
いかに加減なものかわかるでしょう。
上の3つの方法を使って解くと英語っていうのは、
理論的だから スパッと答えが出せるんだ。
ちなみにこれは、現代文の読解にも有効な方法だ。
私はいつもこのように教えています。
まず初めに一生使える有効で重要な方法を示す、
次に例を示す、
体験してみる
納得してもらう。
長文読解の解法の設計図を描かせる。
これができて初めて「コツがつかめた」となるのです。
ちなみにコツをつかむというのは、そう簡単ではないよ。
ちょっとしたコツで点数が上がるなんて虫のいい話だ。
本質から理解するということは、
見えないものを具体的に見えるようにするという とても大変な作業なんだ。
いつも思っていることがある。
長文読解は数多くこなせばよいという説があります。
しかし、偏差値アップ実践会では、
長文読解は数多くこなしても、
最初に重要な長文解法に直結する本質が説明されなければ意味がないと考えています。
何も指針を与えられずに、やみくもに長文読解を何百題解いても、
結局、ただの自己満足および時間つぶしになり、
根拠のない空回りの努力となってしまうにすぎません。
空所補充問題や下線部の具体的な内容を問う問題で
もうひとつ独立した解法の鍵があるんだ。
これを使って初めて、完璧に解けるようになるよ。
次回をお楽しみに・・・
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英語長文で正解率を上げる3つ目の鍵のまとめ
空所補充問題や下線部の具体的な内容を問う問題は、
その文を含む前後五行以内を 徹底的に調べること。
その文を含む前後五行以内に答えがなかったら
その文も含めて前後五行以内に指示語(it)があるかないかをチェックする。
もしあったら、その指示語(it)が示す内容までさかのぼる。
もしそれでも答えが見つからなかったら、どうするか。
これまた簡単。
まだ答えが出てくる段階ではないから、
もっと先を読んでいく。
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